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評価:
西村 京太郎
講談社
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好きな作家の作品は読破したいタイプの私なので、
たくさん作品を出している人の本を読むのを避けていました。
西村京太郎さんもそのひとり。
しかしとうとう読んでしまいました。
残念なことにこれがめっぽう面白い。
さて、こまったもんです。
story
山道でカップルが殺人事件に遭遇。
被害者は「テン・・」という言葉を残して息をひきとる。
被害者の周りに浮かび上がる、複数の「天使」たち。
犯人はどの「天使」なのか、そして犯人が被害者に強請られていた
本当の理由とは?
ダイイングメッセージが「てん」っていうのがちょっとありえないんじゃないかなーというのだけが気になった。知り合いなら名前をいうだろー
そしてあの殺害方法なら、被害者は犯人が誰だか分からなかったはずなので、そもそも犯人を示すダイイングメッセージを残すこと自体が変。複数の人から恨まれていたんだから、予測もつかなかったんじゃないかと思うし。
ひとつ考えられるとすれば、犯人ではないかと思われる人が皆「天使」という言葉に関わっていたから使った、ということになるけど・・・
うーん。どうなんだろう。
あと犯人がもろばれすぎだ。