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評価:
パウロ・コエーリョ
角川書店
(2006-01-25)
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ブラジルの田舎に育ったマリーアは踊り子にスカウトされスイスへ渡ったが、
そこで待っていたのは厳しい現実。
マリーアはお金を貯めて故郷に帰るため売春婦となる。
そこで彼女が学んでいくもの、真実の愛とは。
「11分間。世界は、わずか11分しか、かからない出来事を中心として、
そのまわりをぐるぐる回っているのだ」
まず言っておかなきゃいけないのは、この本の中にセックスに関するワードや話が赤裸々に語られていたとしても、それを毛嫌いしてはいけないということ。また逆にそれに夢中になってしまったり(笑)してはいけないということ。マリーアの語る言葉をよく聞くこと。
アルケミストなんかとは違ってすごく現実的な本なんだけど、
その分あたし好みだった。
愛についての話も興味深いけど、マリーアという人の生き方もすごく素敵だと思う。
すごくポジティブで、芯があって、冒険する勇気があって。
外人さんでこんなに好きな作家さんって初めてかも☆