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評価:
恩田 陸
講談社
(2001-12-12)
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ラブ恩田陸です。
恩田さんにしてはめずらしく、ある意味「何も起こらない」作品のまま終わったのに驚く。4人の男女が旅行に行き、「美しい謎」を解きながら過去の真実を探し当てていく物語。
いまいち入り込めなかったのは、主人公が30代後半っていう歳だったからかなあ。40近くになってもやっぱり恋心は今と変わらないのかなあとか、40近くの美人って芸能人でもないのに・・とか変なとこ違和感感じちゃった。
でもやっぱりその語り調だとか、次々と出てくる「美しい謎」に対するアプローチだとか、そういうところはさすが恩田さん!と思わせられます。恩田さんの文章ってどことなく哲学的であって、詩的。それがああ、そうだよなあ、と自然に思える事柄。ストーリーに全然関係ないところでさえ感嘆しちゃいますね。
あー。本がとまりません、最近。
今日は何買おう。
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