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人のセックスを笑うな (河出文庫)
評価:
山崎 ナオコーラ
河出書房新社
(2006-10-05)
Amazonおすすめ度:

山崎ナオコーラ(変な名前)のデビュー作。
美術の専門学校の講師、ユリ(39)とオレ(19)の恋愛話。

うつみくんの大好きな永作博美さんが初主演で映画化するらしい。
「夫がいながら、20歳年下のみるめを翻弄するユリを、小悪魔的に演じる」
と記事に書いてあったのだけれど、
ユリは小悪魔じゃないし、永作さんみたいに綺麗でもない。

目は一重で、顔は丸顔。
薄い唇はいつもカサカサ。
体には肉が付きすぎている。
疲れた顔をしていることも多い。
しかし恋してみると、形に好みなどないことがわかる。
好きになると、その形に心が食い込む。
そういうことだ。

ってこの文章が好きなのに、綺麗な女優さんがユリをやってしまったら、
なんだか違う。と思ってしまう。
しかもユリはすごく子供。
39歳なのに、何もできない。料理も洗濯もだめ。自分の世界に生きている感じ。
永作さんは、しっかりしてそうだもんね。

それはそうとして、これはかなり好きな感じの文章。
世界観に共感できる。

もし神様がベッドを覗くことがあって、
誰かがありきたりな動作で自分たちによっているのを見たとしても、
きっと真剣にやっていることだろうから、
笑わないでやって欲しい。

んだ。

00:07 | や行(山崎ナオコーラ) | comments(1) | trackbacks(1)
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2010/08/02 6:47 PM by 藍色
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2010/08/02 5:52 PM
19歳のオレと39歳のユリ。 恋とも愛ともつかぬいとしさが、オレを駆り立てた。せつなさ100%の恋愛小説。 第41回文藝賞受賞作。 ...
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