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評価:
関口 尚
集英社
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舞台が鉱石店のため、石についての話題が色々と出てくる、ということ以外にはとりたてて特筆することがない作品。
昔の失恋をひきずり、「もう恋はしない」という決意を抱いていた主人公が、再び恋に落ちた相手は、昔の恋人の影を自分に重ね合わせていた。
という話。
もう恋なんてしないなんて
言わないよ
絶対。
一生1人の人を想い続けていくなんて、
する意味もなければ出来ることでもないんだろう。
人間は恋する生き物だから。
こういうあっさりした中身の作品なら、
もう少し短くまとめたほうが良かったのではないかと思った。
量が多いわりにストーリー展開がゆったりなので
「青春小説」と銘打っているにも関わらず、読後の爽快感がない。
残念。