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評価:
今野 敏
講談社
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1億円のバイオリンが盗まれた―
1億円という規模に警察はやる気満々。STの出動要請を出す。
盗難事件にSTメンバーの活躍の場があるのか?
しかしそんな中、コンサートマスターが殺される事件が起こる。
翠の聴覚、そして青山の推理で事件の真相が暴かれていく。
さて、ページをめくりつつ「お?」と思った。
ふだんは事件が起きてから百合根が駆けつけ→STメンバー到着→メンバー紹介
という展開が多いのだが、今回はST室からのスタート。
さすがにそろそろパターンを変えないとと思ったのでしょうか。
それはさておき、青山きゅんがクラシック好きという新事実が判明。
さらに菊やんまで。今作、この2人のミーハーっぷりが可愛い(笑
今回は、翠の「音が聞こえすぎる」という苦悩に関して語られます。
確かに、音楽なんてとても楽しめなさそう・・・
ラストで翠が聞いたオーケストラの音楽は、
一体どんな音を奏でていたのでしょうか。
そして気になるのが翠と菊やんの恋の行方。
黒のモスクワだったかな、で、飛行機の中でいい感じになって以来
細々と描かれていた菊やんの想い。
今回初めて翠が菊やんへの好意をみせた???
しかし個人的には青山きゅんと翠の関係も気になっているわけです。
だっていつも登場するときは翠と青山きゅんって一緒に来るし、
今回だって青山きゅんは真っ先に翠をコンサートの相手に誘ったし、
STが始動しているとき、いっつも2人の立ち位置が
隣あっていると思うんだよねえ。
姉弟的な感覚なのかな???
実写版・翠は山田優でしょうねー
個人的には松雪泰子がいいんですが。