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評価:
安達 千夏
祥伝社
(2006-07)
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表紙と名前からして高校生くらいの若い女の子が書いた、主人公も同じ年くらいで家庭に問題があってぐれちゃってモルヒネで自殺したいと思いつづけてるんだけど、夜の新宿やら渋谷やらである男の人と知り合って何やらあって最後は生きてみようと思う・・・
と、いうストーリーを勝手に頭の中で作り上げてましたが違いました 笑
主人公の真紀は幼い頃に母が入水自殺で亡くなっていて、姉を父の手で殺されている。真紀は「取り残されてしまった」という思いから、苦しまずに死ねる薬を手に入れるために医師となった。仕事に忙殺され院長との婚約も果たし、こうしてだらだらと生きていくこともできるかな、と思うようになった真紀の前に、かつて心の傷を唯1人共有できたヒデが現れる。しかし彼は余命3ヶ月の末期癌だった。真紀を死へと誘うヒデの前に心揺さぶられる真紀が下した結論とは。
んー。なんか読んでてだれました。
表現が疲れるっていうのかなあ。
最後も想像通りでがっくり。
ピアニストとしての人生を断たれ死を決意したヒデの苦しみをさておき
真紀の生への希望?執着?のほうに焦点をおいてるから
なんかヒデがかわいそうだ。
なんかなあー
とちょっともやもやの残る作品。