|
評価:
ダン・ブラウン
角川書店
(2006-03-10)
|
小説としてももちろん面白いんだけども、
「事実に基づいた」様々な秘密が。
「最後の晩餐」にあんなにたくさんの秘密が隠されていたなんて。
んーほんとに驚き、楽しい。
導師の正体も見事にひっかかりましたー作者の思う壺の間違いかたしました;
でもあの人を導師にするのはちょっと偶然に頼りすぎっていうか
そういえばそもそもあの人の登場の仕方ってちょっと無理やりだったというか・・
歴史学の先生も言ってた、事実と史実は違う。
歴史として選択された事実のことを史実といって事実とは区別するんだって。
過去の全ては残らない、あたしの人生も未来に残らないのと同じように。
だからってその過去がどうでもいいわけではなく、
誰が知らなくても未来に今や過去は繋がっていく。事実は事実として消えない。
だから様々な過去に思いをめぐらすと楽しいですよね。
歴史を紡いでいくことも、この本で秘密文書のありかを示すキー・ストーンの暗号を解読していくような行為なんだろう。
与えられたヒントを繋ぎ合わせてつくっていくもの。
教科書に載っていることも、もしかしたらものすごい大間違いをしているのかもしれないし。
フランスに行きたくなってきたなあ
ルーブルは本当に素敵。