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KYOKO
評価:
村上 龍
集英社
コメント:皆がキョウコに恋をする。

JUGEMテーマ:読書
JUGEMテーマ:小説全般
 
幼い頃にダンスを教えてくれたホセを探すため、キョウコはニューヨークへと旅立つ。
ホセの足取りをおってたどりついた先は、エイズ患者のためのホスピタルだった。

魅力的な女を中心とした物語、というのは小説に限らず映画なんかでも数多くみられる。
どんな風に魅力的か、というのはその作品によってまちまちだろうが、キョウコの場合は割りと正統派だ。
付加価値といえば、ダンスが上手いということ。
かわいらしい顔。
白い肌。
長い手足。
意思の強そうな瞳。
時々見せる悲しげな表情。
そんなキョウコに少なからずのオッサンたちが魅了され、無償でキョウコのために働いてしまう。

そんな魅力的な主人公に読者である私もやられてしまう場合もあるけれども、今回はイマイチ。
著者が村上龍だということに対する変な構えもあったかもしれないし、同じ日本人なのに日本人離れした白さや手足の長さを誇るキョウコに嫉妬したのかもしれない。

キョウコはイマイチ、だったものの、物語はなかなか良かったと思う。
キューバのダンスが物語りに彩りを与えているし、語り手が次々と変わるのでさらりと読みこせる。
終わり方もとても爽やかでいい。

ラストの、未来についてキョウコが思う、
「途上にいて、しかもそれを楽しんでいるとき、わたしは未来を手にすることができる」
という言葉になるほどな、と思った。

21:37 | ま行(村上龍) | comments(0) | trackbacks(0)
空港にて
今回の「空港にて」、これは短編集なんだけど、なんだかやっぱり昔とは違うなあと思った。うりゃあああああって感じの暴力性が少し消えて、雰囲気は確かに村上龍なんだけど、んーなんていうのかなあ、ちょっとエレガントになってる笑

村上龍の本ってぱっと見「わけわからん!!」って感じで、だけど何やら気になって読んじまうぞ、ってところがあって今まで読んできたけれども、
「僕にとって最高の短編小説です」と村上龍が語るように、「空港にて」は本当に良い作品だった。

村上龍の書く話には「カギカッコ」が少ない。会話も普通に、普通の文章の中にいきなりはいってきて、外の世界と中の世界も突然いれかわる、というか語り口がいつも一人称だから、外と中の境目がないのは言われてみれば当然なんだけど、なかなか出きる人いないよなあ。
ふっ現実世界に戻ってきたとき、ああそうだったそういう場面だったっけ、と思い出して、次の瞬間にはまた語り手の精神世界の中に引き戻されてるんだよねえ。

っと、しばらく敬遠してた村上龍、また読んでもいいかもと思わせられました。
22:17 | ま行(村上龍) | comments(0) | trackbacks(0)
最後の家族
評価:
村上 龍
幻冬舎
(2001-09)

むーん、なんだこれは。とうなってしまった作品。
 確かに村上龍なんだけれども、村上龍?と少し混乱してしまうような。
 
 ●ストーリー●

 引きこもりを続け家族に暴力を振るう21歳の秀樹。援助交際で男と出会う女子高生の知美。若い男と不倫をする昭子。会社からリストラされる秀吉。過酷な現実にさらされ崩壊へと向かう内山家。一人ひとりはどうやって生き延びていくのか?家族について書かれた残酷で幸福な最後の物語。


(幻冬舎)



 『この小説は救う・救われるという人間関係を疑うところから出発している』 と村上龍はあとがきで述べています。それがもっとも顕著に現れているのが、隣の家でドメスティックバイオレンスを目撃して秀樹が、その奥さんを救おうとして弁護士の人と会談する場面だと思います。弁護士の言葉はとても印象的。

一人で生きて行けるようになること。それだけが、誰か親しい人を結果的に救うんです。

自立、というのがこの本のテーマで、物語が進むにつれて家族がひとりひとり、自立していく姿が描かれます。4人それぞれを順番に中心人物として心理を描写し、物語をすすめていくところはさすが村上龍、といった感じです。

なんなんだ、とうなってしまった理由は、たぶんこの物語の終わりが希望に満ちているせいだと思います。村上龍の作品に抱くイメージといったら、もっと野性的で、しつこくて、攻撃的で、マニアック。現実を、今ある社会や世界をどんと突き放すかんじ。
だけど、この本は綺麗な終わり方をした。

話は、面白かったです。この著者が村上龍だから、面白かったなぁっていう感想よりも不思議間のほうが勝ってしまいました(^^;

12:44 | ま行(村上龍) | comments(0) | trackbacks(0)
オーディション
久しぶりの村上作品。
ホラーだった!!!(知らずに買いました、ええ。)
映画にもなってたとはまったく知らなかったとですね。

再婚しようと、花嫁さんをオーディションで選ぼうという計画をたてるわけですが、そこで見つけた美人さんがしまいにはあんなことやこんなことや、、、

きゃー

って感じでした。
だんだん怖くなっていくんじゃなくてイキナリどっかんときますね。イキナリそれかい!って感じが悪いといったら悪いのかもしれない。

それにしても息子はラスト落ち着きすぎっす。
大物だ。。。

22:24 | ま行(村上龍) | comments(0) | trackbacks(0)

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