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評価:
David Almond
Listening Library
(2001-04-10)
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久々に日本語で本を読んだ気がします。
でもやっぱり原書で読むことの大事さを実感。
面白かっただけに。
これ、児童書なんですけど。
主人公は孤児院(?)に暮らす子供たち。ある日自由を求めて孤児院を抜け出すんです。
筏に乗って。
そこで出会ったのがヘヴン・アイズとグランパ。
ヘヴン・アイズの手には水かきがついていて、彼らは人間のことを「幽霊」だと言います。
そして徐々に明かされていくヘヴン・アイズの秘密・・・。
この著者って、なんかすごく風変わりな人なんじゃないかって
勝手に想像してます。小説家って皆かわりものかもしれないけど。
現実の世界からふっと遠ざかっていく感覚を覚えます。
どんなことの中にも一筋の希望を見出すことのできる
天国の瞳。
純粋なヘヴン・アイズのものの見方や、主人公たちの母親への思いや、
筏に乗って流れていく人生だとか
いろんなことを考えました。
言葉を良く知らないヘヴン・アイズ。
Do you understand? という問いかけに対してリカイってなぁに?と返すのですが
原書では「何処の下にたつの?」という文章になっているらしい。
それにヘヴン・アイズはよく〜だねだねって言うんだけど、英語でなんていってるんでしょう?
この前、英語の詩を読んだのですが(詩というよりは言葉遊び?)
日本語に訳してもナンセンスすぎて。(和訳されて出版されてますが)
HEAVEN EYESもぜひ、原書で読んであげたい1冊です。