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ハゴロモ
評価:
よしもと ばなな
新潮社
コメント:人生の休息タイムに。

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短いか長いかは分からないけど、人生に疲れたら休んでもいいじゃないか。
ふるさとにかえってきた、8年の愛人生活に終止符をうたれた主人公。
そこで出会ったラーメン屋を営む青年と、夫をなくして活力を失ってしまったその母親。
みんながゆっくりと、しかし確実に生命力を取り戻していく過程を描いた話。
やっぱり少し(?)不思議な出来事の力を借りながら。
22:49 | や行(よしもとばなな) | comments(0) | trackbacks(0)
まぼろしハワイ
評価:
よしもと ばなな
幻冬舎
コメント:よしもとばななが描く、「母の島」、ハワイ。

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さすがの大御所作家の安定感。
いつもの通り、ちょっと地味な、地に足がついていないかんじの主人公と、何かしらのエネルギーを持った女性とが出てくる。
ワンパターンといえばそうなのだけれど、この間TSUGUMIが学校の課題図書?指定図書?になっているとお客さんから聞いて、ああこの作者は歴史に名を残す数少ない人のひとりなんだよな、と改めて思った。
ハワイという舞台は、何かしらの精神エネルギーだとか、大地の力だとか、そういうものを描き続けてきた作者にはとてもしっくりとくる場所なんだと思った。
相変わらずセリフまわしに「よしもとばなな調」とでも言うべき癖があって、実はそれがあまり好きではなかったりもするのだけれども、ちょっと現実世界から離れたいと感じているときには、頭を使いすぎず使わなすぎず、丁度良さに間違いがないという安定感についつい手を出してしまうのだ。

今作はそれに加えてとっておきたい言葉がいくつかあったんだなー
忘れちゃったけど。
付箋持ち歩いてるべきだな。
20:22 | や行(よしもとばなな) | comments(0) | trackbacks(0)
白河夜船
評価:
吉本 ばなな
福武書店
コメント:夜の闇の中にはまってしまった女性たちの物語。文章が若い。

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福武文庫って。なんじゃい。
と思って調べてみたら。

現ベネッセコーポレーションだったー

「キッチン」が賞をとったのも福武書店刊行の雑誌だったんですね。
次の「うたかた/サンクチュアリ」も福武から刊行。
つまりは吉本ばななさんは福武から生まれ育っていったと。
知りませんでした。

息の長い作者の作品って、色んな出版社から文庫版が出るから困り者。
なるべくなら一番初めに出したところから買いたいとは思うのだけれど。


本作品は、「白河夜船」「夜と夜の旅人」「ある体験」の三部作。
いずれも、友人知人家族を亡くした女性が、自分でもそれと気がつかぬうちに夜の闇の中へと足を踏み入れていく時期を描いている。
そしていずれの主人公も最終的に、なんらかの、いわゆる吉本ばなな的な超常現象を経て現実世界へと戻っていく。

初期作品ということもあってか?文章がやや「もたもたしている」感あり。
でもそのぶんゆったりぼーっとしながら読める。
吉本ばななの作品は決して楽しくも面白くもない。
だが確実に現実から少し斜めにずれた空間へ連れて行ってくれる。
しばしの浮遊感を楽しみ、最後にはちゃんと地上にひょいっと立たせてくれる。

好き嫌いは多くあると思うし、私も続けざまに読むと少し疲れてしまうこともある。
小説の世界観を読後にひきずる私は、彼女の作品を読み続けていたら今以上にふわふわした人間になってしまうのではないかという不安を感じたりもする。
それでも未読の作品をみかけるとなんとなく手にとってしまうのは、何か惹かれるものがあるんだろうな。


13:13 | や行(よしもとばなな) | comments(0) | trackbacks(0)
ひとかげ
評価:
よしもと ばなな
幻冬舎
コメント:よしもとばななの代表作のひとつ、「とかげ」のリメイク。私は好き。より良いと感じた。

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「とかげ」のリメイク版。
こんなものが出ていたなんて知らなかった。

よしもとばななで好きな作品は?と言われたら
「TSUGUMI」と「とかげ」と答える。
そんな人は少なくないんじゃないかな。

最初は「え〜」と思った。リメイクなんてしちゃったら、前の「とかげ」が、前の「とかげ」を好きだと思った私の気持ちがなかったことになってしまうんじゃないか?って。

「ひとかげ」を読み、その後「とかげ」を続けて読んだ。
あれ?「とかげ」ってこんな作品だったか。
思えば「とかげ」を読んだのはもう何年前だったか。そのとき若かったのは作者だけではなく、私もそうだったのだ。

とかげとひとかげを読むと、作者が今描きたいもの、若かったなと振り返っている部分がよくわかる。
それはひとかげとしてのリメイクを作らなければ浮き彫りにならなかったかもしれない点であるのに、あえてそれをしたことに、とかげに対する作者の愛情が窺える。

ひとかげに出てくるとかげは、もっと人間に近くて、読者に心を開いている。
新たな感動だった。

19:59 | や行(よしもとばなな) | comments(0) | trackbacks(0)
イルカ

評価:
よしもと ばなな
文藝春秋
コメント:妊娠・出産を経験した作者が、その独特の感性で感じ取った気持ちのすべてを託した作品。
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なんか買っちゃうばななさん。なんでだろう。

妊娠・出産という女の人生の一大イベントを
ばななさんはこう感じていたんだなあ、というのがよくわかる。
よしもとばななにしてはめずらしく、「力」のこもっている文章だと感じた。

「ああ、こどもができるという、この気持ちを分かってもらいたい」

という叫びが聞こえたような。
そういうのは、よしもとばななの作品を読んでいて
初めての体験だったから、少し驚いた。

しかし、だからといってこの作品が
すごく良かったのかと聞かれると答えはNOである。
いつものように、主人公はどこか地に足のついていないふつうの女性で、
これまたふわふわした優しい彼氏がいて、
オカルトな力のある友人がいて、オカルトな出来事が起こって、
エネルギーのあふれる女性が出てくる。

つぐみや、キッチンにでてくる男のお母さんのような、
虜にさせられるような魅力的なキャラクターも、
とりたてて意外性のあるストーリー展開も何もない。
ただ主人公が妊娠し、子供を産むだけ。

しかし後半に主人公の妊娠が発覚してからの、
文章中の言葉の勢いがすごい。
うまいとか筆力があるとかじゃなくて、勢い。

自分も子供ができたら、こんな風になにもかもが変わってみえるんだろうか。


しかし、よしもとばななの作品に出てくる主人公は、
みんな同じ価値観だ。
筆者は物語を書いているのではなく、
自分の考えを書いているのだ、という感じが強い。
もちろんそれはよしもとばななに限らないし、悪いことでもない。
ただ、さすがに飽きたというか、新鮮味がなく読んでいて退屈に感じたので
星二つの評価となった。



23:59 | や行(よしもとばなな) | comments(0) | trackbacks(0)
バナタイム
評価:
よしもと ばなな
マガジンハウス
(2002-12)

吉本ばななさんの作品は『TUGUMI』に感銘をうけてから、良く読みました。あの独特の世界観にどっぷりとはなるのが好きで。

この人はきっと変人なんだ、というか実際変な人であることは確かなようで。変な人、というのは変、というだけでどうも魅かれてしまうんですよね。なんでかな。

最近は少し、あの世界観に飽きたというか疲れたというか、そんな感じもあって読んでなかったのだけれど、(立ち読みくらいはしたのかもしれない、ハチ公の最後の恋人、だったかな)ママが図書館で借りてきたこの本がさりげなく机の上に置いてあったものだから、あっという間に読んでしまった。

エッセイ、だということに最初全然気がつかなかった 笑  1章の最後の、“漁師の娘の文章みたい、小説家なのに”みたいな文がでてくるまで気がつかなかった・・・; まぁ、それほどに、小説とエッセイとのあいだに書き方を変えない人だなぁということは分かりましたね。(あたし、エッセイというものがあまり好きではなくて、ほとんど読んだことがない)


そんなに長い話でもなくて、さらっと読めちゃったんだけど、この人こんなことぶっちゃけちゃってて大丈夫なの、みたいな 笑 ふたまたかけていて今でも昔のボーイフレンドのことを・・・みたいな。あとがき読んでても思ったんだけど、この人ってけっこう男関係がいろいろあるというか。

実は昔、バリの本かなんかで、吉本ばななさんの写真を見て、失礼だけれどもお世辞にも綺麗、だなんて言えないお顔だった気がするのだけれど・・・
さっき公式サイトをのぞいてみたら

あれ?こんな顔だった?

たまたま写真写りが悪かったのか、はたまたあたしの記憶違いか。・・・ってことはどうでもいいんですけどね。

うーん、それにしてもエッセイというものは何故出版され、読む人も何故読むのか。バナタイムを読んで余計分からなくなった。そりゃぁこれを読んで初めて吉本ばななさんが結婚・妊娠までしてるという事実を知ったけれども、だから何、でもないけど・・・なんていうかなぁ。

12:43 | や行(よしもとばなな) | comments(0) | trackbacks(0)
体は全部知っている
日常のような非日常‥のような日常。
短編集。
『みどりのゆび』『小さな魚』わりかし好き。
22:25 | や行(よしもとばなな) | comments(0) | trackbacks(0)
アルゼンチンババア
なんだかんだ言いつつも結局読んでしまうばななさん。
だって題名が素敵じゃないか。

しかしこの人はいつも人を殺す。
生を常に死の側から見る人のような気がする。

相変わらずのばななさんのテーマ、雰囲気だったけれども
今回の作品はいっそう透明度が増しているようです。
21:27 | や行(よしもとばなな) | comments(0) | trackbacks(0)

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