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アジアンタムブルー
水不足で葉のひとつひとつがちりちりに丸まり、しおれ始めているアジアンタムのように、僕は確かに憂鬱だった。

僕と君との間にある隙間はいったい何なのだろうかと僕は思った。
どんなにきつく体を重ね合わせても、埋めることができない隙間。
その隙間に思いを馳せることが愛するということなのかもしれないと、
いつか僕は葉子に話したことを思い出していた。

何を照明する必要があるというのだろう。
僕が君との隙間を思い、そして君が僕との隙間を思う、
それ以上のいったい何が必要だというのだろうか。

「憂鬱の中から立ち上がったアジアンタムだけが、生き残っていく」
という葉子の声が心の片隅に貼りついている。
22:08 | あ行(大崎善生) | comments(0) | trackbacks(0)
聖の青春
評価:
大崎 善生
講談社
(2000-02-18)

ノンフィクション。

腎臓ネフローゼという病気を幼いころから抱えながら、名人になるためにひたすら将棋を打ち続けた人。
実際全然知らなかったんだけど、こんな人がいたこと。
将棋そんな詳しくないし。
でもこういう本読むと、だらだらと生きてる自分がほんとに申し訳なくなる。
彼に言したら元気に生きていられるのに一生懸命やらないのか
まったく訳わからないだろう。
でもたぶん元気に生きてるからこそ、一生懸命になるのが難しいんで。
だからこそ、頑張って死んでいった彼のような人の人生に鼓舞されるわけで。
がんばります。
ありがちょい。
21:28 | あ行(大崎善生) | comments(0) | trackbacks(0)
九月の四分の一 (新潮文庫)
大崎善生の短編集。
もー全部いいです。

この人が描く物語はいつも誰かしらが傷を抱えていて、
どこかしら生きることに疲れていて、
そんな中に生まれる切ない恋だとか。

しんみりしんみり。
22:32 | あ行(大崎善生) | comments(0) | trackbacks(0)

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