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トリックスターから、空へ
評価:
太田 光
新潮社
コメント:爆笑問題、大田光の、「イロモノ」としてのエッセイ。熱いです。

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太田光のまぼろしの鳥?なんか本がすごい売れてるってことで気になっていて、
こちらを古本屋で発見して購入。

これがねー。良かった。うん。
私の気持ちを代弁してくれているかのようだった。
漠然となんとなく思ってたこととか、でも政治詳しくないし、下手に口にして反論されたら何も言い返せなくなるような類のことを、もっと深く掘り下げた形で真っ直ぐに熱く語ってくれていた。

2004年1月から、2006年10月まで、1ヶ月ごとに短い文章をつづっている。
その多くが政治に対することであり、小泉政権、イラク戦争、アメリカと日本の関係、憲法9条、そして日本と日本人が世界に対するありかたについての彼の想いが描かれている。
それはものすごく観念的で、一方的で、時にひとりよがりで、根拠とか自分の信念を裏付ける証拠とかというものが一切示されない。
この本の特徴は、後書きで著者自身が語る言葉に集約されているだろう。

「あまりにも青臭くて愚直で、笑ってしまう。伝えたいという意識が強すぎて、読む人の胸ぐらを掴んで、無理矢理、話を聞け。と言っている印象がある」

それを否定的に捉える人も少なからずいるだろうが、私にとってはまさにそこにこそ感動した。
今、読者の胸ぐらをつかんでまで聞いて欲しい想いがあるという人がどのくらいいるだろう。
色んなことを知らない私だからこそ、太田光の意見に賛同できるのかもしれない。
小難しいあれこれをあーだこーだわめかれるより、ただひとつの熱い熱意をぶつけられたほうがどんなに共感できることか。
結局政治家に私が求めているのはそういうことなんだと思った。

私は元々日本が好きで日本に誇りを持っているから、この本に感動はしても人生観が変わるということはなかったが、そうではない人たち、日本は情けなくてどうしようもない国だと思っている人たちが、この文章に殴られて目が覚めればいいなあと思う。


00:09 | あ行(太田光) | comments(0) | trackbacks(0)

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