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俺はその夜多くのことを学んだ
評価:
三谷 幸喜
幻冬舎
コメント:超草食系男子が一夜で学んだ、恋愛の真実。

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もーすんごい馬鹿!す ん ご い 馬鹿!! 笑

おかしなことを、(よくよく考えたらとても悲愴にもなること)大真面目におかしなことでもなんでもないんだよというさりげなさで描く、三谷さんらしい本ともいえる。
これを500円弱で売り物にした勇気に乾杯。
三谷幸喜が書いていなかったら、「作者気持ち悪いムリ」と言って一生触れることはなかったと思われ。


以下ネタバレです。



そんな、社会人のくせに好きになってからデートまでに3年もかけて、最初のデートの日の夜に彼女に電話をかけたら留守で、留守電にメッセージを残したのにかけ直してこないからもう一度かけたら通話中で、まさか彼女の前の席のあいつか?と思い奴にも電話をかけたら通話中で、いつまで電話してんねんと思って5分置きに彼女と奴の電話番号に交互に電話をかけ続け、それを経て学んだことは「俺は何も学んでねえ」ってことでした。ということが、普通の文庫1冊の厚みで文字つめて書いたらたぶん3Pくらいでおさまるっていう・・・超ミラクルシュールな本。

22:16 | ま行(三谷幸喜) | comments(0) | trackbacks(0)
オンリー・ミー 私だけを
評価:
三谷 幸喜
幻冬舎
コメント:面白い作品は面白い人間からうまれるのですね。

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オンリーユー♪ の歌の音程で オンリーミー♪ と最後は鼻に抜ける感じで言って欲しいらしいです。

エッセイ本というものは、実はほとんど読まない。
それも意識して読まないようにしている。
なんだか純粋に物語を受け取れなくなってしまうような気がして。
だから私は村上春樹のマラソン姿なんか見たくないんだ。
村上龍はテレビに出すぎなんだ。

だがしかし「三谷幸喜のエッセイは面白いから読んで欲しい」と友人に言われ、
彼は劇作家だし良いかという気持ちで手にとったわけです。

いやあ、これがめっぽう面白い。
小説の面白さとは違って、書いてある話がとか文章の書き方が上手いとか
そういうことではなくて、もう三谷さんって面白い人だね。っていう面白さ。
面白い話をものすごく真面目ぶって書いているんだけど、
それが素でやっているのか実は笑いを計算しつくしてそうしているのか
嘘ついてるのか天然なのか、「ここに書かれている99%が本当のことである」
という言葉は果たして残りの1%に含まれているのかいないのか。

結局真実を知る人はこの世にひとりしかおらず、私がその答えを知る術はないのが口惜しい。
最初こそ素直に面白エピソードに笑わされていたのだが、
本の中盤を過ぎたあたりで、「この話が全部本当っぽく書いた作り話ってこともありうるのでは」
という考えがふと頭をよぎり、となるとそれから後ひねくれものの私は、「ぷっ」と笑ってしまった次の瞬間には、「いやいやこれは私を笑わせようとする罠なのかもしれない、騙されてはいけないぞ」と笑った自分をなかったことにするという意味のわからない闘いをしてしまった。

もし読むとするなら、全部本当のことと疑わずに笑って読むのが一番楽しいです。
エッセイを評価するっていうのもなんだか変な感じがするので星3つ。

23:31 | ま行(三谷幸喜) | comments(0) | trackbacks(0)

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